腐女子社会人の読書感想文

読んだ漫画、小説、映画などの感想雑記。

「シュガーマイ・ベイビー」ツノナツメ

ネオンマイスターと表題作二本立て。登場人物4人共同じ飲食店の同僚。

ネオン:受けは客引き中に客を横取りしていった攻めを逆に従業員としてスカウトする。一年前に酒によって困っている攻めを受けが助けてから攻めは受けを手に入れるため外堀を埋めていたというのがわかり執着攻め~となる。軽いノリで別に好きじゃなくても付き合えるという性格の受けを自分に惚れさせるために焦らす攻めが上手。

シュガー:セフレ。受けは攻めのことが割と好きだが、攻めが都合かよければ誰とでも寝る人間だと思っているために自分の気持に素直になれないのが切ない。すれ違い両片思いの末くっつく。早くふたりとも素直になってと思う。

「MADK」硯遼

DK×悪魔 悪魔×DK

特殊性癖(カニバリズム?)に長年悩まされてきたマコトは悪魔を召喚してカニバ&モツ姦させてもらう。内蔵でやったり、喉を引き裂いて挿れて、口から精液出してくるの発送が天才過ぎた。契約と引き換えに死ぬはずだったマコトを悪魔にするため生首として地獄に持って帰る悪魔J。ところどころギャグが挟まるのがホント謎。どんなテンションなのでしょう。

悪魔修行をするマコトが悪魔の娼館で働かされるシーン特殊プレイのオンパレードで作者すごいなと思いました。リョナラー歓喜

悪魔と関係を持ったことないと匂いでバレるせいでバリ立ち悪魔に抱かれることになるマコトは逃げようとしたせいで首をもがれて犯される自分の首から下を見ていることしか出来ない。つーかフィヨルドちんこ長すぎない?大人の腕全部くらいの長さある気がするで。マジか。あとがきに編集部史上初の修正の長さと言われたと書いてあって流石に笑ってしまった。

あとタイトルM(モツ)A(悪魔)DK(男子高校生)でまんまなの笑

作者と性癖が合致すればめっちゃ楽しいけどエロくはないかなぁという作品。描きたいものが明確で表現も工夫されていると思うので画力が向上すればもっと読みやすくなると思う。

「シャングリラの島1」座裏屋蘭丸

男娼 ノンケ ビジネス関係

南国の島にある娼館シャングリラに男娼の世話役として雇われたノンケの攻めと手フェチの男娼の受け。いつもながら絵が綺麗で背景が書き込まれている。世話役は男娼たちがごきげんに仕事できるようにお風呂の世話等もろもろやるのが仕事だが、本番はNG。奥さんの浮気相手をフルボッコにした攻めは金を稼ぐためだけにこの仕事に応募しているので最低限のことしかしないが、元の性格が尽くしたいタイプなため受けのことは気にかけている。受けのトラウマの原因は未だ不明。続いた

「雪の下のクオリア」紀伊カンナ

父親が蒸発している植物好き×ゆるふわゲイ大学生 背景が書き込まれていて綺麗。Hシーンなし 

嫌いなもの(父親が吸ってたたばこ))をそばに置いてしまうという攻めの性格が前半に出てくるが、そばに置いてしまって手放せ無いというのは本当は好きだったからという種明かしによって主人公の行動に一貫性が出ていてすごい。それぞれのキャラクターの二面性を描きながらも行動に破綻がなく、疑問を持たずに読み切らせる説得力がある。受けの姉が出てくるシーンは受けの過去に何かがあったとにおわせるフリにはなっているが、なくても話は進んだのかもしれない。

雪景色の表紙から裏表紙が春になっているのが物語を象徴していて良い

「荒天ブラザーシップ」加藤スス

財閥血のつながらない兄×苦労性弟

妾腹の子であり母が死んだ途端に対宅に顔を見せなくなった父や兄という設定で序盤に家族が紹介されているが、後半意外とみんないい人だったということが分かるので落差が激しい。田舎で噂になると困るーといいつつそこまで大問題になったりしないのも重くなくて良い。設定はふんわりで考えておくのが良いのだと思う。

何かと父にとられがちだった兄が弟だけは自分のものにしたいという執着から恋愛感情に発展していたり、受けもなんだかんだで流されていてホントに恋愛感情なのか…?と思うところもあるが、BL風味ギャグ漫画と思って読むととても面白いので深いところを気にしないのがよい。「金へんに助けると書いて?」「鋤!」のくだりでめちゃくちゃ笑いそうになってしまった。読むと笑顔になれる乗りの作品。

末っ子×長兄っぽい雰囲気の未来番外編が収録されているのでその話でスピンオフが読みたい。

「下から数えて最高にスキ」加藤スス

関西弁攻め×クズ隠れゲイ不良 

クズの受けを罠にはめようとして色仕掛けを仕掛け、ゲイだと明かされて弱みを握るまでの伏線(そういえば女と話してないとか)がちゃんと生きているのが良い。攻めがなぜ受けのことを好きなのか最後に明かされるのもよい。また、窓辺でHするエピソードの時に外部からやってきた不良とアンジャッシュみたいな会話をしながらHと話を同時進行しているのがギャグセンが高くてすごく好き。

不良の兄×幼稚園の先生 

伝説の不良兄に昔からあこがれていた割に受けが攻めの顔を見ても何も思い出さないのが不思議。園児の保護者の名前とかをあまりチェックしないのだろうか。とはいえ、好きになった相手には自分以外を視界に入れさせないくらい束縛の強い攻めが外堀を着々と埋めていたり、陰でピンチを救っていたりするところが王道攻め様亜種という感じでうまい具合に時代に合わせられていると思う。

カバー下でメインCPの手下組が出てきていたがそこのカップリングの話も読みたい。

雑感想タグについて

放置されていたブログをまた動かそうかなと思いつつ、ゆっくり記事を書く暇がないので、400字前後で読んだ第一印象をメモしつつまとめた記事の目印です。

記憶を頼りにざっくり書いてる、自分用の備忘録みたいな感じかつネタバレてるので注意してください。