腐女子社会人の読書感想文

読んだ漫画、小説、映画などの感想雑記。

「下から数えて最高にスキ」加藤スス

関西弁攻め×クズ隠れゲイ不良 

クズの受けを罠にはめようとして色仕掛けを仕掛け、ゲイだと明かされて弱みを握るまでの伏線(そういえば女と話してないとか)がちゃんと生きているのが良い。攻めがなぜ受けのことを好きなのか最後に明かされるのもよい。また、窓辺でHするエピソードの時に外部からやってきた不良とアンジャッシュみたいな会話をしながらHと話を同時進行しているのがギャグセンが高くてすごく好き。

不良の兄×幼稚園の先生 

伝説の不良兄に昔からあこがれていた割に受けが攻めの顔を見ても何も思い出さないのが不思議。園児の保護者の名前とかをあまりチェックしないのだろうか。とはいえ、好きになった相手には自分以外を視界に入れさせないくらい束縛の強い攻めが外堀を着々と埋めていたり、陰でピンチを救っていたりするところが王道攻め様亜種という感じでうまい具合に時代に合わせられていると思う。

カバー下でメインCPの手下組が出てきていたがそこのカップリングの話も読みたい。